犬夜叉は私が小学生のころの作品。
アニメを見るきっかけをくれた作品で、本当に大好きな作品。神社の娘の女子中学生かごめが井戸から戦国時代にタイムスリップしてしまい、そこで前世の自分が封印した半妖の犬夜叉に邂逅するというもの。
犬夜叉は並の妖怪よりも強くしかし妖怪でも人間でもない孤独に生きる半妖。そんな犬夜叉の前に現れる500年後の世界からきたかつて愛した桔梗の生まれ変わりの少女かごめ。物語はこの2人のドラマチックな出会いから始まります。
犬夜叉は母性本能をくすぐる女性受けのするキャラで、かごめは女性読者の母性を代弁するかのように犬夜叉を理解し癒していきます。会うべくして出会った2人が互いに思い合い絆を深めていく様子はやきもきもしましたが、微笑ましいです。恋愛描写が多いのも犬夜叉の魅力だと思います。
2人以外の仲間や敵のキャラもしっかり描写されていて、特に桔梗を巡る愛憎劇、殺生丸とりんの関係、奈落の手下の裏切りなどそれぞれのキャラが少年漫画のパターンにとらわれず人間臭く展開していくのが面白いです。